プラントメイクRISE株式会社

日本が世界に誇る『ものづくり』を支える企業で有り続ける事で若い世代に技術をつなぐ

2022年に萩に進出したプラントメイクRISE株式会社。

「日本が誇る『ものづくり』を支える企業で有り続けることで、若い世代に技術を繋ぐ」のビジョンのもと、北九州市のイメージにもある「鉄」「ものづくり」などの産業を支えることをモットーに国内外で事業を展開しています。
企業理念の「P・M・R」。P・PERFECT『正確』、M・MOTIVATION『意欲』、R・REVOLUTION『改革』、3部構成としてP・M・Rとグループを分けることにより、他にはない技術・提案を行っています。

2022年5月、3D技術を活用した観光産業の支援事業を行う「萩明倫学舎デジタル館」を開設しました。
現在、北九州のオフィスと、萩の二拠点で働く長澤祐大さんに「入社のきっかけ」や「新天地での働き方」などについてお聞きしました。

スポーツ一本だった学生時代。違うことにチャレンジしたいと思った

学生時代は柔道に打ち込んでいましたが、就職を考えたとき、頭を使う仕事がしたいと思うようになりました。「どんな仕事が面白いだろう？」と、色々な業種・職種を見るうちに、設計の仕事に一番魅力を感じました。

実際に未経験で入社してみると、仕事は思っていた以上に難しく感じました。そして、歴史のある業界なので、古くからの慣習やルールに最初は少し戸惑うこともありました。
しかし、なんと言っても、仕事をやり遂げたときの達成感は言葉になりませんし、尊敬できる上司や仲間が周りにいてくれることで、日々の成長を感じています。

3D技術を使った新しいアプローチで萩をもっと魅力的に

萩にサテライトオフィスを開設することになったきっかけは、弊社の取締役が萩市出身ということもあります。現在、萩明倫学舎デジタル館では、主に本社で受注した設計業務をリモートで行っていますが、弊社の3D技術を活用し、萩の観光産業へ寄与したいという思いからスタートしました。 昨年行われた萩焼まつりでは、その3D技術を活用したAR展示を行いました。

また、新事業として、伝統工芸品を取り扱うECサイト（日本伝統市）の立ち上げを進めています。商品をAR化し、ウェブ上で本物さながらの立体感を感じられるサイトです。
今後、3Dスキャナーで撮影した特産物などをVR化し、遠隔地で萩の観光名所や特産物を体験できる、そんな他にないECサイトにしたいと思っています。

この場所でしか感じられないもの

私は現在、北九州の営業所を本拠として、チラシ・パンフレットなどの広報物の制作に加え、PR動画や３Dスキャナー使った撮影・編集を担当しています。萩には、月に何度か訪問し、萩焼について取材をしています。

萩に初めて来たのは、仕事の打ち合わせでした。こちらでの仕事を命じられたときは、胸が弾みました。
萩は伝統や歴史を感じるまちです。この萩・明倫学舎も、木の匂いが感じられ、歴史ある建物の中で、ひたすら仕事に集中できます。独立した異空間で、北九州の営業所から移動してくると、タイムスリップしたような感覚になります。

以前、萩・明倫学舎内で放映するPR動画用に、町並みや市長のインタビューを撮影させていただきました。地元の方や萩そのものに深く触れることができ、より萩に興味が湧きました。これからもっと萩に詳しくなっていきたいですね。

誰でも気軽に立ち寄れる場所に〜技術を伝えていきたい

私個人の目標は、まず現在担当しているECサイトを成功させることです。さらに、弊社は、3グループが力を合わせて一つのプロジェクトを進めています。その中でキーとなるような人物になりたいと思っています。
そして、萩明倫学舎デジタル館では、今後も3D技術を活用し、観光産業へ貢献できるように、さまざまな取り組みを計画しています。

こちらのオフィスには、萩焼や特産品を展示するスペースがあります。興味のある方が「ふらっと気軽に立ち寄れる」そんな場所にしたいと思っています。ARで3Dモデルがスマホから見られるなど、こういった技術に興味を持っていただくきっかけになれば嬉しいです。

また、市内の高校には求人を出しています。将来的には地元雇用10名を目指し、弊社の技術継承だけではなく、この産業が繋がっていく道筋を作りたいと思っています。