【Vol.18】素人とIT

科学技術の進歩は、これまで実現が難しいと思われていたことを可能にしています。
例えば、将棋アプリです。コンピュータ将棋ソフトの出現により、プロ棋士がそれに勝つことが難しくなりました。初心者でも、スマートフォンに組み込んだ将棋アプリを使えば、プロ棋士に勝てる時代になりました。
また、スマートフォンのテレビ電話機能は、聴覚障がいを持たれる方に手話によるコミュニケーションを可能にしました。
このように、ITを活用すれば、誰でも生活の質の向上や熟練者と同等以上の仕事ができる可能性があります。

これらの実現は、「あったらいいな」という「気づき」と「中学校までに学ぶ知識」、そして「論理的な思考」が基礎となっています。つまり、その気になれば誰にでも新しい価値を生み出す機会があるのです。
国籍、障がい、技術、年齢等、様々な背景を理由に、これまで十分な社会参加が難しかった方々が、積極的に参加・貢献していくことができる共生社会の形成に役立てることができれば、多様な人々がお互いを尊重して生活できるようになるでしょう。
はじめはみんな素人です。志を持った素人が集まり、一緒にITを考えてみませんか?

国立徳山工業高等専門学校では、共生社会の形成を目指し、教育普及活動の一環として「徳山高専テクノ・アカデミア」を通じて地域の企業・団体と協働しています。萩市も「特別会員」として2月入会で調整しており、今後体験イベントの開催、高専と市内IT関連企業の交流、各種実証実験等で連携予定です。

徳山高専テクノ・アカデミアについて詳しくはこちら
http://technotokuyama.jp/academia/

問合せ>企業誘致推進課 0838-25-3811