【山口県萩市】サテライトオフィス実証実験レポート
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テレワーク体験 今回の実証実験では、実際に、萩市内に住む方に、サテライトオフィスと同様、場所や時間に捉われずに自宅で働くことができるテレワーク体験も行っていただきました。 体験者は、萩市内のIT企業に1年半ほど勤務されていた主婦の方で、HP作成などの経験があることから、WordPressを使用し、弊社HPのニュースリリース記事7本を更新する作業を行っていただきました。事前に、Skype for  Businessで打ち合わせし、必要な資料はクラウドサービス「Office365」を利用していただき、2時間ほど作業していただきました。体験者/35歳女性インターネット回線種別/光回線ITスキル、実務経験/Webアプリケーション開発3件,WordPressサイト構築1件,販売用WordPressテーマ作成2件事前に説明を受け、必要な資料も用意していただいていたので、スムーズに作業に入ることができました。作業中も、Skype for  Businessのインスタントメッセージが使用できたので、気軽に質問しやすく、作業に困ることはありませんでした。こういった作業は、パソコンとネット環境さえ整っていればどこでも作業ができます。私自身、中学生と小学生の子どもが病気になったとき、仕事を休まざるを得ないことが度々あり、以前から、在宅で仕事ができたら良いのにと思うことがありました。今後、萩市でも、テレワークが広まれば、時間のやり繰りもでき、育児や介護をしながらも働きやすくなると思います。体験者の感想普段利用しているインターネットの延長線上のことをすれば、地方でも仕事ができるのだと実感することができました。私も、明木で萩焼を制作してはいますが、東京のギャラリーなどに卸して販売を行っています。今回の実証実験を見せてもらったことで、今後は、ICTの技術を活用すれば、東京とのやりとりが快適になるのではと感じ、オンラインショッピングやSkypeなどにも挑戦してみようという意欲も湧いてきました。若い人達が中谷邸に滞在してくれてにぎやかでしたし、また、新たに若い人が来てくれた時にも受け入れやすくなったのではないかと思います。今後、明木に住んで仕事をしようという人が増え、それが波状的に広がっていくことを期待しています。 地方では職種に恵まれない現実があり、今回のように、東京の最先端の仕事が明木でもできるのだということを直に見せてもらえれば、後に続く人が出てくるのではないかと思いました。実際に、萩焼作家・内村幹雄さん( 歳)1464

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